Information診察案内
内視鏡(胃カメラ)検査について
当院では、2021年から2024年までの4年連続で、内視鏡(胃カメラ)検査の年間件数が200件を超えています。
1日約100人の外来患者さまに対応しながらも、金曜日を除くほぼ毎日、内視鏡検査を行っており、この積み重ねが年間200件以上の実績につながっています。
毎日の検査に真摯に向き合い、内視鏡検査には自信と誇りを持って取り組んでいます。
胸やけ、胃の痛み、ピロリ菌の感染が気になる方など、どうぞお気軽にご相談ください。
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経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)について
当院では、2019年9月より経鼻内視鏡(鼻から入れる胃カメラ)を導入しています。
以前は「オエッ」となりやすく、つらいイメージのあった胃カメラ検査ですが、現在は大きく進歩しています。内視鏡は以前よりも細くなり、鼻から挿入することで舌の奥を通らず、嗚咽(おえつ)が起こりにくくなりました。検査中に会話もできるため、安心して受けていただけます。
「思ったより全然つらくなかった」と言っていただけることが増え、私たちも嬉しく思っています。
鼻からの検査では、麻酔を十分に行いますが、人によっては違和感や軽い痛みを感じることもあります。その場合は口からの内視鏡(経口内視鏡)も選択可能です。患者さまと相談のうえ、できるだけ負担の少ない方法で検査を行ってまいります。 -
鎮静薬(眠る薬)を使わない内視鏡検査
当院では、鼻や喉への麻酔を使用しながらできるだけ苦しくない検査を心がけています。検査中も声をかけながら、少しでも安心して受けていただけるよう努めています。カメラが苦手な方もいらっしゃいますが、リラックスしてもらい多くの方が無理なく検査を受けられています。また、無理にお薬で抑え込むのではなく生理的な反射を大切にしたいと考えています。
鎮静薬(眠る薬)を使用することも可能ですが、基本的には使わずに行う方針です。眠っている間に検査を希望される方もいれば、眠っている間に何かされる事を不安に感じる方もいらっしゃいます。また、鎮静薬を使うと、検査後の説明を覚えていないケースもあり、よく後日に結果説明ということがあります。
当院では、鎮静薬を使用しないため、検査後すぐにご本人へ、結果のご説明が可能です。(病理やピロリの結果は後日になることがあります。)
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ピロリ菌について
ピロリ菌は、胃の粘膜に棲みつく細菌で、胃炎や胃・十二指腸潰瘍、さらには胃がんの原因にもなります。
感染が確認された場合は、抗生物質による除菌治療を行います。
除菌後も、胃の状態を定期的にチェックし、継続的にメンテナンスすることが大切です。
内視鏡(胃カメラ)検査に関心がある方や、検査に対して不安を感じている方も、どうぞお気軽にご相談ください。
当院における内視鏡検査のご案内
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症状の原因を明らかにするため
「なんとなく薬を飲んで良くなった」という方は、原因がはっきりしないまま症状を繰り返すことがあります。胃カメラ検査によって、根本的な原因を確認することが重要です。
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がんの早期発見のため
定期的な胃カメラ検査は、胃がんや食道がんの早期発見につながります。逆に、症状が出てから長期間放置すると、進行してから見つかることもあります。
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がんの予防のため
まずはピロリ菌の有無を確認することが大切です。保険診療では、胃カメラで「萎縮性胃炎」と診断された方が、ピロリ菌検査の対象となります。
ピロリ菌の除菌は、将来的ながんのリスクを下げることに繋がります。
また、逆流性食道炎の程度や、胃粘膜の状態を詳しく観察することも非常に重要です。 -
「毎年人間ドックを受けて、結果の紙をもらうだけ」になっていませんか?
当院では、検査結果を踏まえた丁寧な説明と、それぞれの患者さまのニーズに合った診療を心がけています。
消化器内科医・消化器外科医として、内科・外科の垣根なく、消化器全般にわたる疾患に対して、最新かつ適切な診断・治療を提供いたします。
気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。