
Blogブログ
毎年の健康診断が未来の安心に
~症状がない今だからこそ体を確認~
2026年3月3日
健康診断というと、
「どこか悪いところがないか調べるもの」
そんな印象を持っている方も多いかもしれません。
もちろんそれも大切です。
ですが私は、少し違う見方をしています。
健康診断は
今の自分を知り、未来を整えるための時間
だと考えています。
症状がない時間のほうが長い
診察室でよく耳にする言葉があります。
「特に症状はないんです」
実は多くの病気は、
症状がないまま進みます。
・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症
・がん
だからこそ、症状がないときの確認が大切です。
遺伝と生活習慣
「家系に多いんです」
そう言われることは少なくありません。
体質は受け継ぐことがあります。
しかし生活習慣は、これから変えることができます。
血圧が少し高い。
血糖値が少し高い。
その“少し”の段階で気づければ、
未来は変わります。
健康診断は、そのきっかけになります。
消化器医として
内科の健診項目は多くありますが、
胃の状態は、血液検査だけでは分かりません。
胃炎やピロリ菌感染、そして早期の胃がんは、
自覚症状がほとんどないこともあります。
40歳を過ぎた方、
これまで一度も胃カメラを受けたことがない方は、
一度ご自身の状態を確認してみるのも一つの選択です。
もちろん、無理に受けるものではありません。
ですが、「症状が出てから」より
「何もない今」のほうが意味のある検査です。
※胃カメラや腹部エコー(超音波検査)は、当院でも受けられます。
毎年受ける意味
健康診断で大切なのは、1回の結果よりも“変化”です。
去年より血圧はどうか。
血糖値は上がっていないか。
毎年続けることで、小さな変化に気づけます。
そして同じ医療機関で受けることは、
かかりつけ医を持つことにもつながります。
私は、できるだけ
患者さんの顔と名前を覚えたいと思っています。
「今年も来ましたよ」
そう言っていただけることが、
実はとても嬉しいのです。
何もない時間を一緒に積み重ねること。
それが、いざというときの安心につながります。
きっかけは何でもいい
50代になったから。
友人が病気になったから。
会社の健診で指摘されたから。
30代、40代でも
生活習慣の影響は少しずつ数字に現れます。
「少し気になる」
その気持ちが、ちょうどいいタイミングです。
健康診断は、
異常を見つけるためだけのものではありません。
未来の自分と向き合う時間です。
一年に一度、
ご自身の体を確認する習慣を。
その積み重ねが、
これから先の安心につながっていきます。
